〈ゴールデンウィ-クにドライブした南方面の松島編を紹介します。〉
♣ 鹽竈神社から松島へ
途中の高台からの写真になります。
海に浮かぶ松の木々をまとった島々、そして遠くに連なる緩やかな
山並みが、素晴らしい景色を生み出しています。
自然が作りだした複雑な海岸線や、島と島の間を抜けて
いく水の道が、どこか箱庭のような、あるいは一幅の絵画のような
完成された調和を感じさせます。
穏やかで美しいブル-の海、そこをゆったりと進む白い観光船と、
静かに浮かぶ小さなヨットが大自然の静けさの中に⌈心地よい動き⌋
⌈旅情⌋を添えていて、船が描く一筋の波跡がゆったりとした時間の
流れを感じさせてくれます。
♣ 松島に到着して少し離れた無料の駐車所に車を止めて、最初に
訪れた所は、円通院になります。
♣ 円通院の受付で御朱印を依頼して、最初は山門になります。
山門は開山と同時に建てられたと考えられた、茅葺で一間一戸
の薬医門です。
茅葺の切妻の屋根が、非常に厚みがあり、美しく手入れされた茅葺き
屋根が風格を漂わせています。
木の重厚な梁や柱の経年変化した色合いが、歴史を感じさせます。
門の奥のは背景には、春の光を浴びてきらめく鮮やかなもみじなど
の青葉が広がっており、秋の紅葉とは違った爽やかな美しさがあります。
♣ 頭上を覆うモミジの鮮やかさと、地面に広がる苔の深い緑、
そして波紋を描くように敷き詰められた白砂のコントラストが
お互いの色を引き立てていて、非常に美しい枯山水の庭園です。
♣ 庭園の一角に設けられた、お茶席で情緒あふれる場所です。
自然な緑の世界とは一転して、鮮やかな朱色の野点傘と
赤い毛氈が敷かれた長床机が、緑の背景に対してこの⌈赤⌋
が非常に美しく映え、空間をぐっと引き締めています。
♣ 日本庭園の技法である、⌈額縁庭園⌋ ⌈借景⌋を思わせる非常に計算
された構図です。
土壁に開けられた大きな丸窓(悟りの窓)を額縁に見立て
ひの向こうに広がる景色が鮮やかです。
地面を覆う端々しい苔の絨毯、そこにやさしく落ちる木漏れ日
そして飛び石の小径が、奥えと奥行を感じさせます。
♣ 前の写真の反対側から撮った写真です。
丸窓の向こうの庭園に配置された朱色の和傘が新緑の⌉緑⌋
と和傘の⌈赤⌋がお互いの色を最も美しく引き立てています。
5月上旬(新緑の季節)ならではの、生命力にあふれたみずみずしい
空気感が感じられて、静寂の中に凛した美しさがあり、ずっと
眺めていたくなる風景です。
♣ 円通院の本堂⌈大悲亭⌋で木漏れ日が屋根を参拝される方々を
優しく照らしていて、春の清々しさと、この場所が持つ静寂な
空気感が漂っています。
一見すると非常にシンプルで落ち着い佇まいですが、建築様式としては、
⌈寄棟造⌋の、室町時代の建築様式を残した貴重な建物です。
きやびやかな装飾を排したその素朴な姿は、周囲の豊かな自然
や庭園と見事に調和し、訪れる人の心をすっと落ち着かせる禅寺
ならではのわびさびを感じさせてくれます。
♣ 円通寺は⌈苔寺⌋としても知られるほど、境内を覆う苔の美しさあり
敷き詰められた緑の絨毯に木漏れ日がパッチワ-クのように差し込む様子は
日常の喧騒を忘れさせるほどの静寂と癒しを与えてくれます。
石畳の小径が奥へと続き、一歩進むごとに変わる景色が期待感を
抱かせる魅力な空間です。
右側の写真は、本堂の後ろにある岩窟で、垂直に切り立ったダイナミック
な岩肌と岩を覆うシダや苔の対比が非常に印象的です。
♣ 円通院の山門を帰りに内側から撮った写真です。
頭上を覆うモミジや木々の緑が太陽の光が透けて、鮮やかな黄緑色
に輝いています。
左手には鮮やかなピンク色のツツジが満開を迎えており、緑一色の
中に美しいアクセントを添えています。
右手には整然とならぶ竹垣や、砂利と石畳の美しい調和が日本庭園
ならではの⌈わびさび⌋を感じさせる空間になっています。
♣円通院の御朱印になります。
〈この脚で隣の瑞巌寺へ向かいます。〉
内容はこの次に紹介します。


